人が扱う数字とコンピュータが扱っている数字は違います。
人が扱う数字は、数字を0、1、2、3…9ときて、桁が1つ繰り上がり10になります。
これを10進数(10進法で表記した数)といいます。
3,4歳あたりで覚えた数字です。
コンピュータが扱う数字は、オフ(0)とオン(1)の2つの値しかありません。
これを2進数(2進法で表記した数)といいます。
そして、さらにITの世界ではいくつかの別の数え方(8進数、16進数など)があります。
それぞれについて簡単に解説します。
コンピュータと人が扱う数字は違います
1.n進法とは記数法の事で数を表す方法
2進法や10進法は数を表す方法。nの数字で桁上がりする。
例えば10進法であれば、0~9までの10個の数字までは1桁、そして2桁の10になる。
2.10進数
冒頭にも書いたとおり、日常使われている数字の数え方で人が扱う数え方。
0~9までの10個の数字からなり、11個目の数字の際に桁が上がる。
3.2進数
こちらも冒頭に書いたとおりで、コンピュータが扱う数字。
コンピュータは機械であり、もともと電気が流れている(オン)と流れていない(オフ)しかない。
0と1の2個の数字からなるため、3個目の数字で桁が上がって10になる。
ちなみ、じゅうとは読まずいちぜろなどの読み方をする。
4.8進数
ここまで来ると理解の早い人なら想像できてる人もいるかもしれませんが、0~7までの8つの数字からなる。
9個目の数字で桁が上がり10になる。77まできて次は80だが、8は桁が上がるため、100となる。
5.16進数
16進数というものもあります。HTML+CSSを触ったことがある人にはおなじみ。
これまでと同様に17個目に桁が上がります。
それまでは1桁である必要があるため、0~9までの数字とA~Fのローマ字を使います。
A=10、F=15で、16を表す際に桁が上がり10になります。
6.おまけ
これまでに扱ってきた10進数以外にも実は色々な数え方がある。というお話でした。
ちなみ、1ビット(bit)という単位があり、コンピュータが扱う最小単位です。
2進数の1桁をビットといいます。
ので、2進数の10はいちぜろビットという事になります。
そして8ビット(11111111ビット)は、1バイトに単位が変わります。
いうなれば100円玉が10枚そろうと千円になるような感じです。